マスメディア・広告業界の魅力と動向

記者が執念の取材で書き上げた一本の記事が、時の政権を揺るがす大事件を暴くきっかけとなったことがあります。日本中で多くの人々の心をつかんだテレビドラマが、やがて海を越えて多くの国々で日本人への理解を深め、親近感を抱かせたこともあります。

思春期に出会った1冊の本が、大人になった彼女をアジアの農村で女性の自立を支える社会起業家へと導いたこともあれば、オリンピック中継でアナウンサーの発した一言がその後何年経った後も金メダルの感動を人々に思い起こさせることもあります。

そして、たったひとつの広告が、その後大ヒットとなる商品の人気に火をつけ、新たなトレンドを生みだすきっかけになったこともあります。

テレビも新聞も本や雑誌も、時代と共にメディアとしての姿は変わっていきます。でも、マスメディアや広告が情報で人々の感情・知性に働きかけ、行動に影響を与え、そして世の中を動かしていく原動力になるという役割は変わりません。

いつの時代も、ここにはそうした役割・使命にやりがいと喜びを見出し、情熱を傾けて日々取り組んでいる多くの人たちがいます。