住設・建材業界の魅力と動向

日本に訪問・居住している外国人に聞いた日本の魅力は、欧・米・アジア人ともに1位が「安全性」で2位が「清潔感」※1。その清潔感を代表するもののひとつが、今や日本国内の世帯普及率が80％を超えている温水洗浄機能付きトイレです※2。

日本のバスルームに目をやれば、快適さと節水機能を併せ持つハイテクシャワーに人間工学から生まれたリラックス浴槽、さらにはボタン一つで浴槽だけでなく床まできれいにしてくれる全自動洗浄機能まで。

キッチンには自動温度調節機能付きのコンロに、火傷や火災防止機能の付いたグリル、加熱機器に反応して自動的にON/OFFするレンジフードに、洗剤を使わずに油汚れも落とせるウルトラファインバブルの蛇口まで。

こうした細部にまでこだわってとことん機能を高めていくのは、日本人のDNAに刷り込まれた気質と言ってもいいほどです。そう考えれば何気ない日々の生活の快適さや便利さをとことん追求するハイテク器材は、今や日本文化の象徴と言ってもいいでしょう。

住宅設備・建築資材業界は、こうした日本人や日本文化の特性を活かして世界中の人々の暮らしを快適で便利にしていく仕事です。

※1：NPO法人 映像産業振興機構「クールジャパンの再生産のための外国人意識調査（2018年1月）」より
※2：（社）日本レストルーム工業会の統計資料より