介護業界の魅力と動向

1981年に1000人を超えた「センテナリアン」（100歳以上の高齢者）は、1998年には1万人を超え、2020年には8万450人に達しました。まさに「人生100年時代」が到来しつつあります。

日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合（高齢化率）も2020年時点で28.7％となり、日本は既に世界一の高齢社会となっています。

そして高齢化率は今後も毎年上昇を続け、2036年には33.3％に達し、3人に一人が高齢者という時代がやってきます。

こうした超高齢社会において、「介護システム」はまさに社会を支える新たなインフラとなります。健全で適切な介護システムの存在なくしては、高齢者だけでなくその家族の幸せな生活も、さらには十分な経済活動すら成り立ちません。

これからほんの数年先の介護業界では、様々な介護支援ロボットが導入され、同時通訳機能を搭載した自動翻訳機を身に付けた外国籍の介護士さんたちが至る所で活躍しているかもしれません。

そんな中で、一人ひとりの高齢者の方々が安心して穏やかな日々を送っていけるように取り組んでいくのが介護業界で働く人々にとってのやりがいであり、自分たちが超高齢社会を支えているという自負なのです。