食品業界の魅力と動向

たった12粒のチョコレートで命をつないだ北アルプスの遭難者。アレルゲン対応食材で作った、生れてはじめて食べるバースデーケーキに目を輝かせる食物アレルギーの女の子。手術で噛む力をほぼ失った後、バラエティ豊かな流動食で食べる歓びを再び取り戻した男性。

「食」は生きていくために不可欠な命の源です。そして同時に「食」は人生を豊かにする上でも欠くことのできないもの。疲れた時には元気を、自信を無くしかけたときには勇気を、そして楽しい場面ではいっそうの喜びを「食」は与えてくれます。

食品業界は毎日の食べ物や飲み物を通して、そうした元気や勇気、歓びを世の中に届ける役割を担っています。

さらに世の中には体質やアレルギー、ケガや病気や加齢などによって「食」の楽しみを奪われてしまっている人も少なくありません。そうした人々に、様々な工夫と努力で開発した商品で食べる歓びを再び取り戻してあげること、それもこの仕事の大きな魅力です。

美味しく、食べやすく、健康に良い食品で全ての人に笑顔を届ける仕事、食品業界はそんな仕事で満ちています。